『発想の転換』

1月23日から全国6都市で講演会がスタート。
住建メーカー主催でテーマは
「住宅業界、冬の陣に勝ち残るために」。

今、新築住宅市場は縮小し2030年には年間の
着工戸数は60万戸と予想されている。
池田勇人首相の肝入りで「所得倍増計画」が大ヒットした
1972年は全盛で198万戸を記録した。
当時の住宅ローンの金利は7.92%、今は0.75%。
なのに?それにしても住宅がよく売れた。

講演では最初に仏教用語を使って今後の方向性を説く。
「諸行無常」世の中のすべては移り変わる
「老」どんな優れたデザインやシステム、商品も陳腐化する
「正見」何ごとにも真理に基づく正しいモノの見方、考え方がある
成功事例を公開しながら発想の転換を図った。

締めで住宅ビルダーや工務店の「売れない?」
不安や焦り、迷いを払拭するために
次の4つのMUSTの必要性を提言した。

1.商品は「秀逸」(脱ローコスト)
2.営業手法は「コト売り」(脱モノ売り)
3.見込客の獲得は「自力」(脱他力)
4.紹介営業は「永久与信」(脱一発営業)

意識改革は?やる気になりすぐ実践しなければ
淘汰されることは間違いない。

そんな折、2019年10月~12月のGDPが
年換算で6.3%減と発表された。
米中貿易摩擦などの環境下でもがく日本企業。
新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけ
もっと厳しくなる日本経済。不安だ。

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