『環境と舞台』

秋雨の肌寒い日(26日)に秋季中国地区高校野球大会を
観戦するため倉敷を訪れた。プロ野球公式戦が行なわれる
マスカットスタジアムは立派だったが、広島県勢は全校敗退。
来春のセンバツへの出場は絶望的となった。
プロ注目の新庄高校の六信投手に期待したが、
死球を連発し自滅した。優勝候補だったが残念だ。
  
球場を後にして、真備町で横溝正史が疎開した住宅を見学。
第二次世界大戦中に執筆した名探偵、金田一耕助の舞台だ。
地元の人から聞いた風習や昔話をネタに執筆したという、
「八つ墓村」や「獄門島」など横溝の代表作がここを舞台に
生まれたことに思いをはせながら「環境や舞台」の
大切さを痛感した。執筆した座敷や縁側に、明治村に
移築された、漱石が執筆したという借家を思い出した。
 
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  横溝正史が疎開した住宅