『また逢う日まで』

「しばらく旅に出ます」一通のハガキが
届いたのは1月末のことだった。

東京・恵比寿 三越の1角に店構えを
していた『ニブリック』がついに閉店した。
『ニブリック』は日本のファッションの
パイオニア石津祥介さんが、こだわる
中年紳士たちのために立ち上げた
ブランドなのだ。淋しい限りである。

「男の服装を年によって区別するのは古臭い」
「お爺ちゃんと孫のペアルックは楽しいよ」
石津さんの語りで印象に残る言葉だ。
近い将来の復活に期待したい。
  
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    赤の似合う年頃です。