『ここに日本の職人あり』

小学生の頃の友達の人となりは今も鮮明。
なぜ? それは友達の住んでいる家と
家族をいつもウォッチャーしていたからだ。
どんな勉強部屋?  どんなお母さん?
妙な癖だったが洞察力は磨けたと思う。
 
孟子の言葉「居は気を移す」の如く、
人は住まいに馴染むものだ。
家づくりは工業化? それとも手仕事?
人の住む家はやはり職人の手仕事がいい。
木造の家は大工さんが精を打ち込み
一本一本の木に語りかけ、匠の技を駆使する。
その仕事ぶりに人は感動するのだ。
住む人の心、職人の魂、木の精が一体となって
木の家の美しさが醸し出される。
秋空を背に、上棟風景は圧巻だった。
 
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