『時を噛みしめて』

仕事を終え往年の「坊ちゃん列車」に
乗って道後温泉界隈を訪れる。
車窓から流れる風景は何ともいえない。
煙りを上げて疾走しそうな列車に
シャッターを押す人が多い。人気抜群だ。
 
翌朝早く移築された湯月城跡を訪れる。
仕事をリタイアした人たちが散策していた。
ベンチに腰かけ新聞に目を通す人がいる。
なんとぜいたくなことか。
 
僕たち団塊の世代は少し
急ぎすぎたのかもしれない。
たまにはいいもんだ。
次は鈍行列車に乗って
ゆったりした時間を過ごしてみたい。
 
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