映画『靖国』

元来ドキュメンタリー映画というものは監督の意図が
思い通りにならないもの。しかしこの『靖国』は上映前から
政治的思惑に翻弄されウンチクを語る輩が多かった。
 
印象に残るのはスクリーンに登場する刀鍛治の刈谷さん。
90歳を越えた今もひび割れカタチをくずした手で
刃を打つ迫力ある場面には誰もがかたずをのむはずだ。
天皇の肉声テープに耳を傾けたときの刈谷さんの悲壮感が
漂う横顔には、敗戦国「日本」の無念さがにじみ出ていた。
 
ラストシーンには日本兵士の残虐なる首切りシーンが否応なしに
映し出される。ここが中国人監督の意図であることは間違いない。
 
私の感想は?客席はガラガラだった。これが答えだ。
「映画は暇なときに肩肘はらず見るのがいい」
ある音楽番組でcharが言っていた。
   
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『豚は凄い』

暗い話題の多い中で中国・四川の大地震から生還した
奇跡の豚のニュースには度肝を抜かれた。
 
倒壊した農家のがれきの下に閉じ込められていた豚が、
地震から36日後に救助されたのだ。
300キロあった体重は100キロまで減っていたが、
なんと雨水などで命をつないでいたらしい。
栄養失調で青息吐息の状態でも豚の生命力は
人間の比ではない。太って体脂肪をたっぷり
蓄えていた事が幸いしたらしい。それにしても凄い。
 
医療制度改革の目玉といえるメタボ検診が始まった。
「太っていてもいい。デブ・イズ・ビューティフルだ」
なんて都合のいいことをいうタレント軍団もいるが…。
やっぱりスリムなほうがいいよね。
  
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『元気になる言葉』

人間って不思議だ。たった一言で元気になれるのだから。
「元気になる言葉」をリストアップしてみた。
 
『前へ前へ』
目的(ゴール)に向かって少しでも一歩でも前へ
進む事の大切さを説いた明治大学ラグビー部の
名物監督(故)北島忠治さんの言葉である。
  
『過去を追うな。未来を願うな』
過去の失敗を悔やんでももとには戻れない。
未来なんて計り知れないから、期待しないほうが賢い。
仏教の開祖である釈迦の言葉である。
 
『Don’t  think  twice,  it’s  all  right』
くよくよするな、考えたってしょうがないじゃないの。
70年代に若者を魅了したフォークシンガーの
ピーターポール&マリーのヒット曲のタイトルだ。
   
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『そろそろ本気になってみたら?』

血糖値の高い私はドクターのこの一言で我に帰った。
健康手帳をひもとくと2002年6月から受診している。
もう足かけ6年だ。当時は合併症の恐怖を告げられ、
生活習慣を変えようと必死になったものだ。
 
食品交換表でカロリー計算をしたり、朝歩いて一汗かいたり、
たまにスイミングにも出かけた。
しかし体に痛みが走るとか、ダルくなるような
変調がないので少し甘く考えていたのかもしれない。
この病は美食と運動不足が仇となる。
粗食に耐えヘモグロビンA1Cを6.5以下にしよう。
適度な運動で1年後には体重を62kgにまで減量しよう。
  
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7月2日、不退転の決意をした。1年後を見てほしい。