『雨よもっと降れ』

『虎が涙雨』って知ってますか?
一説によると、曽我兄弟の兄、十郎の愛妾の
虎御前が恋人の死を悲しんで梅雨時に
流す涙雨のことらしい。
  
そんなロマンチックなことより
私のこの時期の苦い思い出は
高校時代の洪水のような野球グランド。
夏の大会前の梅雨時はいつも長雨で
イライラし、空を見上げてため息をつくばかり。
やがて梅雨が明け、入道雲を見ると
やたら元気になる自分がいた。
一気にパワー全開。今年も「夏よ早く来い」だ。
  
♪雨、あめ、降れ降れもっと降れ♪
誰かの唄ではあるまいが、半端な雨はもういい。
   
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『あじさい』

池のほとりに、こんもりと咲くあじさい。
この花は梅雨どきから盛夏にかけて
目につく。薄紅に青と白のあじさいがいい。
あじさいは雨にぬれると枝葉の
緑がより鮮やかになる。
そして雨の水滴がよく似合う。
 
1年前に訪れた防府の阿弥陀寺。
あじさいが咲き狂っていたのを思い出す。
今年も税理士の先生からあじさいが届いた。
髪を切ってメガネで装って夏を乗りきりたい。
 
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『百薬の長』

最近、気合が入りすぎてキレることがある。
年甲斐もなく?!
真剣勝負をしているせいかもしれない。
 
77歳の作家・吉武輝子さんの話に改心した。
「若い後輩に優しく接し、そのうえで、
キレるときは『見事にキレること』」
そんな高齢者に私はなりたい。
 
歳を重ねればより自分らしく生きたい。
103歳で往生すると宣言して
仲間の失笑を買ったが、いたって本気だ。
「今日はうまい酒でも・・・・・・」
酒は百薬の長、たまにはいいだろう。
 
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