『火天の城』

東映の時代劇は昔からよく観ていた。
大川橋蔵と大友柳太郎のファンだった。
今も武士道の映像には関心が深い。
商家の土間やタタミ敷きの座敷、そして縁側。
武士やそのツレの言葉遣いや仕草、
それに語り継がれる口伝の数々や
建築空間や造作はとても参考になる。
「雨楽な家」と「武士道」には相通じるものが
あるから余計に瞠目を誘ってしまうのだろう。

山本兼一の傑作歴史小説『火天の城』を観た。 
CGを駆使したセットには限界があるが、
鋭敏な筆致による、隙のない構成は
さすがでキャストも多士済済だ。
  
「木組み」は「心組み」という家づくりの精神
築城に命まで賭した男たちの野心
そんな男たちを支え続けた家族の絆
そして職人の伝統に貫かれた日本の美
  
「武士の一分」も十分堪能できたが、
「火天の城」も見せ場が多く、イチ押ししたい。
  
katen.jpg
 

『明治の青春群像にワクワク』

SWなる4連休は完全休養とした。
20日は甲子園とソックリに設計・施工された
しまなみ球場(尾道)で高校野球を観戦。
その後、原爆ドーム・平和公園をひと巡り。
21日は高校野球部のOB会で四国へ。
翌日は松山城より市内を一望し、
昔なつかしい秋山兄弟の生家を訪れ
そして足早に子規堂へ。
  
今、「坂の上の雲」への注目が高まり
我が故郷、松山はとっても熱いのだ。
それが証拠に、NHKで今秋より3年に
わたり放映されるポスターが
町の至るところに所狭しと貼られている。
司馬遼太郎の作品がドラマでどう描かれるか?
長編だけに見応えがあると思う。
  
09092501.jpg
 
09092502.jpg
 
09092503.jpg
  
090925041.jpg

『ここに日本の職人あり』

小学生の頃の友達の人となりは今も鮮明。
なぜ? それは友達の住んでいる家と
家族をいつもウォッチャーしていたからだ。
どんな勉強部屋?  どんなお母さん?
妙な癖だったが洞察力は磨けたと思う。
 
孟子の言葉「居は気を移す」の如く、
人は住まいに馴染むものだ。
家づくりは工業化? それとも手仕事?
人の住む家はやはり職人の手仕事がいい。
木造の家は大工さんが精を打ち込み
一本一本の木に語りかけ、匠の技を駆使する。
その仕事ぶりに人は感動するのだ。
住む人の心、職人の魂、木の精が一体となって
木の家の美しさが醸し出される。
秋空を背に、上棟風景は圧巻だった。
 
joutou2.jpg
   
joutou1.jpg
 

『元気ですか』

「じゃ、ちょっと行きますか」の声に相槌を打つ。
研修を終え、灯ともし頃にカウンターに陣取る。
まずは少し汗をかいたグラスをそっと
持ち上げ『乾杯』。冷たいビールののど越しは最高だ。
ビールを呑み干し熱燗をキュッとやる。
美味しい料理に舌鼓みし、昔話を肴にワイワイ。
  
売上40億、経常10%を誇る元気印の豪腕社長に
若き店長を交え、今宵も夢を語り合い熱くなる。
『売れない』と悲観し嘆くより、少々腕白でもいい。
元気がないより、元気があれば苦難は突破できる。
午前様になって心地よい気分でホテルの
湯舟につかり疲れをとる。そしてバタンキュー。
7日から北陸、関東、関西と17日まで
研修・講演が続く。私も彼らに負けず元気です。
 
09952.jpg
 

『手軽にできる体作り』

寝る前に1杯。朝起き抜けに1杯、のどを潤す。
1年前から続けているこのコップ1杯の
宝水のおかげで体調はすこぶるいい。
毎日2.5リットルの軟水を補給するのは
粘稠した血液を薄めて梗塞を防ぎ
老廃物を流し出す効果がある。
目覚めの水がおいしいと心身共に生き返る。
これが私の健康のバロメーターだ。
  
月4回は整体に通い、たまにプールで汗を流す。
毎朝、日課となった独自のストレッチとヨガ。
出張先でも空き時間で簡単にできるからいい。
バランスの崩れた筋肉と関節をほぐし
「疲れにくい体」をつくることに力を注ぎたい。
血流を良好にして肩こりと腰痛を解消し、
シャキッとしてハードワークに備えたい。
 
09090201.jpg