『おいしい朝食』

食卓に並ぶ海藻、キャベツ、たまねぎ、レタスに
キュウリ、そしてトマトとポテトサラダ。
ヘルシーな温野菜もいいが
朝は「旬の野菜を生で食べる」のが僕の信条。
「太陽の光を一身に浴びた野菜たち」の
旨みや甘みは何ともいえない。
 
焼きたてのパンにチョコをうすく塗る。
卓上の器にはトウモロコシ、梨、ぶどう、
グレープフルーツジュースが陣取る。
「食欲旺盛なのは元気な証拠」と自負し
コーヒー片手に新聞に目を通す。
今では朝食が至福の時となった。
 
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『トトロ風の草屋根』

「雨露をしのぐ屋根が空中の楽園に変わる」
という新聞広告を目にして、松戸市の
工務店を訪れた日のことを思い浮かべた。
 
「冬は寒風にじっと耐えて根を張り夏は
日差しを受け水を浴び青葉を広げます。
花の種を蒔いているから四季を通じて草花の
さまざまな表情が楽しめます。」と事務所の
緑化屋根に散水ボタンを押してくれた工務店社長。
 
土をのせ芝が根付いた生きた草屋根は
コストがかかるし贅沢かもしれない。
しかし「環境問題」への対応や自然との共生に
関心のある人には一見の価値ありだ。
 
 
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北新建設(株)の事務所(増築部)

『すいか』

小学生の頃の夏休み。
校庭で野球の練習を終え
くたくたになった体にムチ打って
自転車をこいで家路を急ぐ。
いつも玉のような汗が額に吹き出していた。
 
家に着くと、
母ちゃんが路地に打ち水をしていた。
自転車を引いて土間を通ると、
ひんやりした心地よい風が通り抜ける。
坪庭の脇に置いたバケツの中に
スイカが冷やしてあった。
友だちといっしょに仲良く頬ばる。
 
土間でスイカの種の飛ばし合いが始まる。
『プッ、プッ、プッ』『プッ、プッ』
野球は下手でも遠くへ
飛ばすのが得意な淳平くん。
僕はいつも「参った、参った」と笑っていた。
 
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『夏休み』

指折り待ってた夏休み
絵日記つけてた夏休み
花火を楽しむ夏休み
すいかを食べてた夏休み
水まきしたっけ夏休み
ひまわり、夕立ち、せみの声
 
うだる厳しき暑さが続く日本列島。
夏の終わりにプールで涼をとる。
拓郎の「夏休み」を口ずさみながら
子どもの頃を思い浮かべてみた。
 
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『モデルハウスに緑を』

3棟のモデルハウスが建ち並ぶ新しい拠点が
来月、名古屋でオープンする。
その名は『リック住宅プラザ』。
 
立地は交通量の多い県道沿いだけど
「緑の癒し空間をつくりたい。」
そんな思いで稲沢のある農園を訪れた。
 
空に向かってスックと立つ木々たち。
木は夏の強い日射しをさえぎり
日陰を生み、風を運び涼しさを呼び込む。
建物を際立たせるシンボルツリーや
芝生や石をうまくデザインして演出したい。
 
庭を作れば自然の中で四季の変化を
先取りできる楽しみがある。
ここで家づくりに励む社員は幸せだと思う。
名古屋で「感謝の心」ある元気な
人材(設計・女性アドバイザー)を募集中です。
 
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雨楽な家・町家の中庭(広島)
 
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日本列島植木植物園(稲沢)にて

『素のままで』

酷暑の夏、甲子園で球児たちの祭典が開幕した。
開会式で整列した選手たちの写真。
朝日新聞に掲載されたものだ。
なんと10枚の写真をつなぎ合わせてある。
 
ディズニー配給のアニメーション映画
『トイストーリー』。
CGのクオリティも高く実写と
変わらない精度に驚かされる。
 
どこまで進化するのか映像の世界。
食い入るように見入ると疲れてしまう。
技術レベルが高まるのは結構、
しかし『素』のままもいい。
『素』とは何も手を入れていない状態のことだ。
 
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朝日新聞より引用

『愛のムチ』

8月1日スタートの日経新聞の広岡達郎氏の
「私の履歴書」の連載。興味深く熟読している。
そんな彼が監督として黄金時代を築いた
西武ライオンズで暴行事件が発覚した。
女性への暴力事件で謹慎・降格歴のある
デーブこと大久保コーチの仕業である。
「指導の一環、あれを暴力と言われたら
誰もコーチなんてできない。」と否認し
「解雇は不当」と裁判沙汰にまで発展させた。
反省の弁はない。言語道断である。
 
僕らの時代はシゴキは当たり前。
試合に負けると「ケツバット」やゲンコツが
飛んできた。しかし誰もが『愛のムチ』だと悟り、
反骨心で自分を鍛え上げたものだ。
今となっては「あの一発で目が覚めた。
成長したのは監督のおかげ」と、感謝している。
 
時代と共に若者の価値観も大きく変化し、
学校の教師も会社の上司もスポーツ指導者も
人を育てることに難儀している。
人の上に立つ者は感情を抑えなければならない。
愛情のない言葉の暴力を犯してはならない。
『愛のムチ』はもう通用しないのかもしれない?
淋しい時代になったものだ。
 
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