『もう春なのに』

消費税増税で消費者マインドが冷え切っているところへ
今回のコロナ災禍に全世界が右往左往している。
暮らしを取り巻く環境は激変した。
各企業は倒産の危機を実感し国民はウイルスに怯え
失業の恐怖にさらされ、社会は未曾有の混乱に陥っている。
そしてイベントの自粛やインバウンドビジネスの
売上の激減が追い打ちをかける。
株価は暴落している。コロナ禍と原油の大暴落に加え
急激な円高が株安の原因だ。
気がかりなのは年金。年金資金を株に投資している
GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)が
大損を食らっている可能性が高いからだ。
GPIFは国民の年金保険料の160兆円を運用し
その50%を株式に投じている。
年金の運用で損が出たらどうなるか?
経済活動が停滞するなか、先を見通せない
不安をどう払拭するか?
世の中が好転することに期待したいが…。

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『新型ウイルス(コロナ)の衝撃』

感染拡大の一途をたどる新型コロナウイルス。
経済損失も2003年に流行したSARS(4兆円強)超は確実。
政府が打ち出した小中高校などの臨時休校も始まった。
しかし感染が確認されていない地域では
条件付きで休校を見送った自治体もある。

住宅業界への影響も深刻化している。
中国で生産している設備機器・建材などの納期の遅れで
工期の遅れや着工の先延ばし、契約の保留など
現場は混乱している。
国交省からも異例の通知が届いている。
「建築設備の部品供給の延滞等への対応」
「感染症の影響を受ける中小企業への支援策」
「完了検査の円滑な実施について」などである。

インバウンドビジネスも大ピンチ。東京五輪は?
そして今、スーパー南海地震の予兆を唱え
その備えに声を大にする学者もいる。
何が起きるかわからない。不気味である。

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