『昔、真夏日、今は、猛暑日』

高校野球のメッカ、甲子園で熱戦の火蓋が切られた。
まさに夏の風物詩だ。しかし白球を追っかける
球児にとっては風のない暑い日は地獄である。
投手が1試合完投すると体重が4~5㎏減り、手足には
塩がふく。熱中症で倒れたり、発汗機能が異常をきたし
けいれんに襲われる。脱水症状となり、握力が弱くなり、
利き腕の肩の毛細血管が何万本と切れてしまう。
私たちの時代は「水は飲むな、肩は冷やすな」
今は「水分補給しろ、肩を氷で冷やしてケア−せよ」
一体何だこの違いは?
 
昨年、最高気温が35度を超えると「猛暑日」と
制定されたが、ここ10年間の気象庁の統計では
その猛暑日が30年前の3倍に達しているらしい。
 
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